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桜を見る会。問題の本質はどこか

安倍首相のホテル夕食パーティーの問題、野党や評論家の追求、ちょっとずれているのでは。

ホテル側がパーティー参加者の入出金を直接管理するというやり方は、相当程度に一般的な方法ではないが、しかしあり得なくはない。違法性をカバーするためにそのような形式をとったとすれば、しかも首相サイドの意向であるとすれば、ホテル側が協力してもおかしくはない。そして5000円という金額設定も、やはりあり得なくはない。一般的に立食パーティーでは人数分の料理を用意することが少なく、例えば出席者の4掛け程度しか用意しないということもよくあるので、いくらで元を取るかは主催者の設定次第。このケースではおそらく800名もの宿泊を伴っているのでどこで元を取るかはホテル側の考え方次第。

別に安倍首相の肩を持つわけではないが、批判する側にも批判の根拠となるエビデンスと論理が必要だと考える。

 

この問題の本質は、そこではなく、国費で一部の政治家の支持者のみを優遇したという道義的責任。桜を見る会が国費で行われ、そこに安倍首相の後援者のみが突出して優遇されて招待されたことに疑う余地はない。まるで独裁政権下の発展途上国のようなやり方が今の日本で許されるのか、という問題であろう。この点については、次の選挙で正されるべきである。