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小池都知事の3つの嘘とそれを突かないマスコミの欺瞞

小池都知事は、新型コロナ対策に関連して嘘をつき続けている。

 

1つ目の嘘。

 

若者が出歩いて感染し、高齢者にもそれが波及するという嘘。

東京都は接触者の探索をしていないが、他県の例を見ると現在は大多数が世帯内感染。

そして、そもそも東京都では高齢者は若者と同居していない。

ほとんどは、一人暮らしか夫婦のみ。東京都の世帯総数669万934世帯のうち高齢者のいる世帯は206万4215世帯。そのうち高齢者単独世帯が73万9511世帯、夫婦のみが58万2081世帯。そのほとんどが高齢者のみ世帯なので、若者がいくら感染しても高齢者に感染をさせるルートはほとんどない。

高齢者が高齢者に感染させているのが真実の姿。

2つ目の嘘。

 

緊急事態宣言のような社会的距離政策は、日本のみならず世界的にみても医療体制を維持するために行われている。

病床数に余裕さえあれば、経済に大きな影響を及ぼすロックダウンなど行わない(中国、NZなど一部の例外除く)。

そのもっとも肝心な点のさらに肝心な「重症者用病床数」ということについて、本当は1000床確保していたにもかかわらず、500床と嘘をついていたのだ(「緊急事態宣言延長は大間違い」参照)。

当然病床の占有率は2倍前後になってしまう。

これは、かなり悪質な嘘。厚労省が雇用統計に関する数字を誤魔化していたと大問題になったことがあるが、さすがに倍増まではしていなかった。どう考えても作為的な嘘。

 

3つ目の嘘。

 

これはある意味もっとも酷い。まるでもしこの嘘が本当であれば、故意によるとしか言えない許しがたい嘘。

黒岩知事が直接証言している言葉によれば

「あれ、これ他の知事は(延長要請について)大丈夫なのかなと言ったら、(小池氏は)森田千葉県知事は賛成している、大野埼玉県知事も賛成しているというので、私、直接電話したんです。そうしたら森田知事が、(小池氏が)黒岩知事が賛成するからと言うからじゃあ俺も賛成と。大野知事もそうだというから、え、そんなこと僕賛成していないですよと。そうなんですかと。それでちょっと待ってくれ、2週間延長なんていう話考えていないと」(FNN

つまり、森田知事や大野知事が言ってもいないことを言って黒岩知事を欺し、森田知事や大野知事にも、黒岩知事が言ってもいないことを言って欺したということになる。

 

今、東京都内の飲食店の中には、緊急事態宣言延長によって本当に深刻な状況にさらに追い込まれている方々が間違いなくいる。

そして、小池都知事の、卒業旅行も謝恩会もコンパもなし、という呼びかけで、人生でもっとも思い出深いイベントを失った若者たちがいる。

中には、追い込まれて未来を閉ざす方もおられるだろう。

 

こんな大きな嘘を日本の首都の知事が平然とつくことが信じられないが、それを非難しないマスコミも理解出来ない。

芸能人が不倫したり、官僚が会食したりは、執拗にその人間の職業生命を絶つまで非難し続けるマスコミが、この大きな嘘をそれも3つもついて、緊急事態宣言延長という本来不要な不自由を首都圏3000万人に強いた人物は野放し。

 

世の中どうかしている。