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普天間基地移設問題

 辺野古問題、すなわち普天間基地移設問題については悩みが尽きない。

 この問題は故橋本龍太郎氏が総理であった時に遡る。今から20年以上前のことであったが、普天間基地返還を情熱を持って課題とされ、これについて米国と合意に達したことにつき、当時の世論は肯定的であったと記憶している。その後、普天間基地の移転先を巡って紆余曲折があり、幾つかの案の中で最終的に辺野古海上移設となった。そして、政権交代によって鳩山首相が登場し、誰も試みなかった沖縄県外移設に最大限の努力をされたのだった。

 しかし、今の南青山児相問題を見るまでもなく、日本国民がこれを受け入れるはずもなく直ちに頓挫し、今、辺野古問題を盛んに取り上げているマスコミ各社が急先鋒となり鳩山さんを辞任に追い込んだのだった。

 さて、ここからが悩みが尽きないところ。

 辺野古海上移設を反対は良しとして、ではどうするのか?普天間の状況を据え置くのか?県外移設を試みるのか?どこが受け入れるのか?樹海や都心にでも移設させるのか?アメリカの意向(世界戦略)に反し、日米安保体制を見直して規模はともかくとして自主防衛体制に切り替えていくのか?いずれの選択肢もありだとは思うが、単にアメリカに向けて署名活動をすれば解決するような問題ではないだろう。野党各党の正面からの見解を聞きたい。

 そして、真剣にこの問題を考えておられる皆さんが多くおられ、様々な考え方があることを踏まえてなお申し上げたい。‪辺野古問題は、請願ではなく交渉すべき事柄。独立国かつ同盟国として。‬