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思惑を跳ね返して未来を

京都新聞にとても興味深い記事が掲載された(以下「」内は記事の引用)。

「京滋の国会議員が注視している。賛否を巡って各党の対応が分かれて複雑な状況に置かれている上、可決されれば都構想を推進してきた日本維新の会の勢いが増し、次期衆院選に影響を及ぼしかねない。「大阪の話だから」と片付けられない思惑が見える。」
 
京都や滋賀の国会議員がヤキモキするくらいなのだから、大阪都構想に地元大阪市の維新以外の市議会議員が強く反対しているのはもっと当たり前だろう。
 
また、立憲民主党や共産党が党として強く反対しているのも大阪のためではなく、維新の伸長を恐れているから。
 
先の記事の続きに、
 
「自民京都府連会長の西田昌司参院議員(京都選挙区)は地方自治を後退させるとして都構想反対を表明し、住民投票前日の31日に大阪へ応援に入る。衆院選を念頭に「都構想が可決されれば維新支持者が勢いづいて、京都政界にも少なからず影響がある」と警戒する。」
 
とある。「地方自治の後退」は見るからに取って付けた理由で、本音は「衆院選を念頭に維新支持者が勢いづく」のを恐れている、としたコメントの方だろう。立民や共産の本音もおそらく同じ。
 
ここ数日特に酷い「基準財政需要フェイク」騒動があったが、反対派は自分の権益や利益を守るのに必死なので、フェイクでも何でもお構いなし。
政治的思惑が先走り、大阪の未来を閉ざすことなどどうでも良いよう。とてもわかりやすい構図だ。
 
しかし、そんなちっぽけな思惑に左右されている余裕は、大阪にも日本にもない。誰もが気づいているように、今の日本は既得権益だけがはびこり、みんなが少しずつ貧しくなっている、沈みつつある大国。
この現状を変えて未来を拓くには、明治維新のように、大きな変革が必要な時だ。
 
バイタリティ溢れた大阪市民の方々に、つまらない政治家の思惑など跳ね返していただきたい。