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正しく恐れ、正しく恐れない

新型コロナウイルスに対しては、「正しく恐れ、正しく恐れない」ことが必要ではないだろうか。

死亡者をみると基礎疾患をお持ちの高齢者が中心で、過去のSARS、MERSや新型インフルエンザなどと比べても感染症として特に致命的とまで言える状況にはないようだ。ちなみに今、アメリカではインフルエンザが大流行しており、CDCの推計値の最大をとると、2000万人の発症者と2万人もの死者が今シーズン既にでており、しかも死者に子どもが多いとされているようで、これもとても心配に思われるが何故かこちらはあまり報じられていない。

新規の感染症に対し、手洗い、うがい、マスクなどの基本で備える必要があるのは当然だが、本能的な恐怖から中国人全部を差別的に非難したりするのはいかがなものかと思う。既に団体旅行が禁止され、目に見えて駅や街から中国人らしき方の姿は減少している。

少し観点は変わるが今回の騒動で疑問を感じることがある。同じようなことが日本やアメリカ発で起きた時、今回中国が行っている人口1000万都市を丸ごと封鎖するような列車や飛行機、自動車などの移動禁止措置を政府が執ったら市民はどう反応するのだろうか?
(人権について関心が高く常日頃リベラル的発言をされる方々がこれには沈黙していることも気になるところ。)
いずれにしろ法的に中国のような対応は採れないところなので、それに代わる封じ込め策を予め検討しておくべきだろう

明日は我が身と考えて、必要かつ合理的な対策と備えを学び実践していくしかない。