浜松市は、全国に先駆けてＰＦＩ（プライベート・ファイナンス・イニシアティブ：公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に、公共が直接設備を整備するのではなく、民間の資金とノウハウを活用し、民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという手法）を導入しています。
このこともあり、水道法の一部を改正する法律案に関し、先日、所轄官庁である厚生労働省の担当者にお出でいただき、レクチャーしていただくと共に質疑を行いました。
わが国の厳しい財政事情と人口減少を見据えたとき、全てについてたゆまない改革が必要なことは事実です。しかし、水は人間の存在にとってまさに必要不可欠なものであり，それゆえ質（安全性）の確保と低コスト（水道料）が両立され続けなければなりません。PFI化によってこれらが損なわれればまさに本末転倒の事態が生じかねません。
法律はただ制定すればいということではなく、運用がうまくいかないのであれば、勇気をもって改正を図ることも時には必要です。今後の行く末を慎重に見守り，制度の改廃がフレキシブルに行われるよう見守っていきたいと思います。
