韓国での方針転換

今朝の韓国KBS(NHKのワールドニュース)は、韓国も入院医療を重症例に絞り、軽症例は政府施設に移す方針としたと伝えている。医療資源が限られていることからすれば当然の措置だろう。軽症例で医療施設が埋まっていれば本当に必要な重症例に手が回らない。

軽症例が多いのが今回の新型肺炎の特徴であることは各国の報告ではっきりとして来ている。軽症例はまずは自宅待機、という方針は医療資源を守るという意味でも、治療方法がないので陽性者とわかっても行うべき治療がないという意味でも合理的。
ただし、例外として高齢者は発熱やだるさなど少しでも異常を感じたらすぐに受診するよう推奨し、面倒な手順を踏むことなく医療機関がPCR検査をすぐに利用できるようにすべきだろう。

何度も繰り返すが、マスコミは最新の医学的知見と情報を基に冷静な報道に努めて欲しい。