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速やかに緊急事態宣言を

アメリカの感染者数増加の状況、それによる医療崩壊の加速は悲惨としか言えないレベルに達している。
その背景には日本や中国・韓国でまずは流行したと推定されるタイプとは異なる、感染力の強いタイプのウイルスが流行しているということがGISAIDのデータなどから分析可能と、疫学の専門家からアドバイスいただいた。

したがって日本において感染拡大の防止のためにやるべきは次の三点。

1 . 感染国の新たなる感染を徹底的に押さえ込むこと。そのためには帰国者の追跡調査や厳重な隔離は勿論のこと、感染拡大が見られる都道府県で外出自粛要請を積極的に行うこと
2. 1を徹底するために流行拡大前夜の今の時点で速やかに緊急事態宣言を行うこと
3. 新たなる流行拡大国が出現した際には入国制限、入国禁止を直ちに行うこと。その実効性を確保するために待機される帰国者への支援を充分に行うこと

また、今後の最悪のケースとしては欧米、特にアメリカでの感染拡大が医療崩壊を伴ってさらに広がるということも予想され、そうなれば各国でのロックダウンが長期化して世界恐慌のような事態すらもあり得る。全ての政策課題について申し上げているところではあるが、政府は早期の感染収束を見越したプランAだけでなく、内々でも良いので最悪事態を想定したプランBも検討・計画していくべきだ。