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田村厚労大臣ではコロナ禍を乗り切るのは無理。自ら力不足を認めた以上もう辞任すべきだ。

今日の衆議院厚労委員会での田村大臣の答弁は酷かった。

本日はB型肝炎特別措置法の延長に関する質疑だったが、そもそもなぜ国がB型肝炎にかかった方に補償をすることになったのか。

それは、現在まで続く厚労省の大罪の原点でもある厚労省の変わらない体質に由縁する。

遅くとも昭和26年には血清肝炎(ウイルス性肝炎の当時の呼称)が注射器の連続使用で感染することがわかっていながら、注射器の連続使用(前の人に打った注射器の針も薬液も変えずにそのまま3人とか続けて打つ!コロナワクチンでいえば5人続けて打つということ)を続けてきたから。しかもそれを昭和63年まで放置。

この放置体質が、C型肝炎、薬害エイズを惹き起こしてきた。今また都道府県をまたいだ移送システムを構築をしないまま患者を放置し、日本全体では重症者や軽・中症者の3倍もの病床を確保しながら、待機死を続発させているのだ。

この点田村大臣に確認したところ、「ドクターヘリではスペースが限られており、機器が入らない、気圧の問題がある」「大阪から滋賀に移送した患者は理由がわからないが結局また人工呼吸器付けたまま戻ってきた。その後言っていいか分からないが、住民からのお声もあった」「だから難しい」

しかし、ドクターヘリには標準的に人工呼吸器が付いており、患者の移送にも使われている(順天堂大学Web)。自衛隊には「空飛ぶICU」がある(防衛省Web)。

また、滋賀県への患者移送について大阪府に問い合わせたところ、

「滋賀県でしっかりと受け入れていただき、無事回復して大阪に戻り軽症・中等症病床に今入院している。」

なんと、滋賀県の善意で上手くいった移送連携について、事実を曲げて上手くいかなかったように脚色し、住民感情まで持ち出してケチをつけて、「だから難しい」という適当な返事に結びつけたのだ。

 

つまり、この国家的重要事項について、検討不足なのかなんなのか、思いつきのような虚偽といってもいいような不正確な答弁をしているのだ。

そして、「移送について内部検討をやったことがあるのか」と尋ねたところ「各都道府県で病床確保を御願いしている」と話を完全にごまかした答え。

結局検討すらしていないのだ。

この大臣というか、内閣はダメだ。内閣支持率が下がるのは当たり前。

EUは一ヶ月でやったこと(NHK)を一年経ってもできない。

だから、ワクチン接種も厚労省には任せられないということで、ワクチン担当相や自衛隊が出張らなければならないのだ。

その点を率直に質したところ、またグダグタと関係ない話をして

「私に力がないことはお詫び申し上げます」

そんなお詫びはいいので、国家と国民にとって必要な検討を今からでもいいから検討を始めるべき。そして、この国難に力不足を認めるのであれば潔く辞任し、能力ある者に任せるべきだ。