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検察庁法改正案の審議を巡って

ブログにおいて、ここ1〜2年継続して最大の問題として取り上げてきたのは財政赤字の問題。そしてこのところはコロナの問題。前者は個人的な興味で研究を続けてきたことを、後者はそれプラス弁護士として医療事件を数多く経験し医学的知見やものの見方について勉強してきたことに裏打ちされたもの。

そこに集中していたところ、現在の国会でコロナ以外の最大の問題である検察庁法改正が急展開している。

同僚の弁護士である串田誠一衆議院議員が法務委員会で熱心に取り上げてこられた問題であり、やはり同じ弁護士として冒頭の2つと同様裏打ちされた知識を持つ私にとっても看過できないところである。

大きな問題は、3つ。

 

1 時間的なことから直接の関係はないにしろ、特定の人物と政権との癒着が疑われる最中で法改正が図られていること。

 「李下に冠を正さず」

2 準司法機関であり、裁判所に準じる独立性が要求される検察庁のトップ人事に間接的とはいえ内閣の影響が現状よりも強まること

 「三権分立」

3  法務委員会と連合審査で取り扱われるべき問題を、森法務大臣の不安定な答弁を危惧してか、論客揃いを恐れたかはわからないが、内閣委員会の単独審査とし、しかも森法務大臣の答弁を避けていること

 「森隠し」

 

拙速な結論とならないよう、意見は述べて行く。