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東京都の新規陽性者数には都外の陽性者も含まれていた!

今日、驚くべき事実を知った。

 

「大阪や名古屋などに住む人が新型コロナウイルスのPCR検査のため、東京都内の医療機関に検体を送り、都内の感染者として集計されるケースが相次いでいる。」(毎日新聞)

 

感染症法の規定により、陽性を確認した医師に最寄りの保健所へ届け出るよう定めているためだという。しかし、そのことを東京都は、毎日新規陽性者数を発表する際に注記してきたのだろうか。今まで聞いたことは無かった。

この問題に関する真の実態を見極めようとの熱意に欠ける行政の取り扱いには度々残念な思いをしてきたが、これはまたトップクラスの無神経さ。毎日トップニュースで取り上げられてきた東京都の新規陽性者数の実態がこれとは。

 

その数も増える一方で、「都外検体の陽性者は10月は76人だったが、全国で感染が拡大した11月は290人に急増。12月は7日までに147人に上っている」とのこと。早急にこの点を補正した発表に切り替える必要がある。

 

付け加えて2点。

1点目。そもそも新規陽性者数を連日報道するその姿勢を報道機関はいつまで続けるのか?

2点目。感染対策に苦労して取り組まれている開業医や病院を横目に唾液検体を郵送で受け付けて多大な利益を得ている医療機関を放置していいのか?そして、なぜ病原体の可能性がある検体が郵送できるのか?

郵便法12条3号には「生きた病原体及び生きた病原体を含有し、又は生きた病原体が付着していると認められる物(官公署、細菌検査所、医師又は獣医師が差し出すものを除く。)」とされている。唾液には少なくとも各種常在菌が含まれているし、郵送中に破損事故が起きないとは限らない。