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本当の危機は新型コロナ?

超猛烈な風を伴うという台風10号。皆さん大変ご心配されているところでしょう。備えと早めの避難で被害が少しでも少なくなるよう願うしかありません。どうかお気をつけてください。

このところ新型コロナの話題にばかり気を取られていましたが、台風や大雨の凄さはますばかり。地球温暖化の影響がはっきりしてきたせいか、そういえば逆にエルニーニョ現象という言葉を耳にすることすら無くなりました。
私は、実は数年前まであまり地球温暖化を、心配していませんでした。というのは間氷期が近々終わるので少しくらい温暖化した方が良い、なんて考えていたのです。

しかし、ちょっと前に、確かイギリス?の科学者だったか、温室ガスの効果で間氷期が当面終わらなくなった、との研究を発表したとの記事を読んで衝撃を受けました。ググると、イギリスではなくドイツの方でネイチャーに掲載された立派な論文(BBC)

「現在の地球は太陽から最も遠い場所で(北半球が)夏を迎える時期にいる」とガノポルスキ博士は説明する。「通常ならば間氷期は終わり、次の氷河期が始まるはずの時期だ。天文学上は、氷河期開始にうってつけの状況にある。(200年前の)大気中の二酸化炭素濃度が240ppm(百万分の一)だったなら氷河期の開始もあり得たが、幸いにしてそれより高い280ppmだった」。そして更なる工業化によって現在の濃度は400ppmを超えている。」

地球が寒冷化していれば、農業が大打撃を受け、現在の地球人口はあり得なかったでしょう。その意味で氷河期よりも温暖化の方が生存には有利でしょうが、それも程度問題。

本当は新型コロナウイルスよりももっと重大な
生存への脅威がもう目の前に来ているのかも知れません。