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日本の死者は半分に減らせた。戦犯はこのままでは厚労省だがここから巻き返せば大功労者

2日の厚労委員会で、「高齢者施設」が、重症者・死亡者発生の最大の発生源であることを明らかにした。

その後、後追いのような報道で、朝日日経が続いた。

朝日によれば「高齢者施設で2人以上が感染した集団感染は1176件、医療機関で992件。昨年10月末までの累計と比べて、高齢者施設で5倍、医療機関で3倍になった。一方、飲食店は1064件で2倍にとどまった。」とのこと。

そして、東京では、高齢者施設・医療施設で発生した患者の死者が今年1月からの死者全体の6割を占めているという驚くべき状況だ。

 

であるならば、高齢者施設での蔓延防止対策こそ急務。厚労省は、高齢者施設で定期検査こそ呼びかけてはいるが、文書を一本出しただけ。そして、今日の厚労委員会の質疑のために問い合わせたところ、各自治体での定期検査がどの程度行われているのか、厚労省はデータを持ちながら集計すらしていないことが明らかになった。

 

今日の厚労委員会の質疑で、このところ飲食店への厳しい言及が続く尾身さんに対し(以下発言については概要)、

「そのような状況であるのであれば、まずそこから手をつけるべき。高齢者施設への防疫対策(頻回検査)が最初にやるべきことでは?」

と質問したところ、尾身さんは

「ずっとそれも一緒に言っている。マスコミがそこは取り上げてくれない」

とのこと。いかにも派手なところ、自分が報じたいことしか報じないのが常のマスコミのやりそうなところ。

この点について、田村厚労大臣にも尋ねたが、

 

「ずっと通知出してるが、協力が得られない。検査して従業員が陽性になれば、濃厚接触者も自宅待機しなければならない」

 

とか出来ない言い訳ばかり。実態調査すらしていないのに、やる気がないだけでは?

厚労省や厚労大臣が、もう少し的確な分析をして有効な政策を取ってくれれば、高齢者・病院施設での施設が6割占めていたとの報道によれば、このコロナ禍被害も半分くらいに出来たのでは?

と思わざるを得ない実態が、今回及び前回の質疑であぶり出されてきていて、逆にとても残念です。厚労省、今からでもきちんとやってください。このままではあなた方が戦犯。しかし、ここからきちんと巻き返せば、大功労者です。