青山まさゆきの今を考える > 新着情報 > 日本の幻想2つ。デフレは悪?

日本の幻想2つ。デフレは悪?

私が打ち壊したい日本の幻想の一つは「消費税は悪」。もう一つが「デフレは悪」。

日本的MMTや異次元緩和(≒アベノミクス)とは、簡単に言えばお札を増刷しまくってインフレ基調にする政策。

でもそれやっても国内でお札がダブつくだけで対外的に富が増えるはずもない。だから10年近く異次元緩和を続けてもドル建てGDPはほとんど伸びない。

デフレと言われていた白川総裁時代、世界の量的緩和政策に逆らった日本円は最強になり、なんでも安く買えたし、海外へも抵抗感なく出かけられ、逆に日本の巷で外国人を見かけることもなかった。勿論ドル建てGDPは今よりも高かった(2011〜12年6兆ドルが2019年は5兆ドル)。

 

食料品衣料品などほとんどの生活必需品が輸入品で賄われている昨今、通貨高で輸入物価が下がり、それで物価指数が下がるほど庶民にとって幸せなことはない。

逆に、インフレで物の値段が上がり(外食の値段が実感で10年前の1.8倍くらいと思いません?)お金がすぐになくなるほど庶民にとって残念なことはない。

通貨安とはすなわち先進国の地位を降りていくこと。物価の安い発展途上国には観光客が群がる。だから、少し前まで街角に外国人が溢れていたのだ。

MMTだの量的緩和だのお手軽で努力もいらないやり方なんて、結局はまがいモノ。

もう一度みんなの手で日本をトップに引き戻し、あの豊かで幸せな時代を取り戻しませんか?

出来ることはいくらでもある。新政権も早速取り組んでくれているが、負けずに私たちも知恵を出して行きたい。