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政治はプロレスから総合格闘技へ変わるべきだ

最近批判が喧しいのが野党の姿勢。

IRや桜,最近は新型コロナウイルスと,政権についてその時々の話題で批判を強めるが本質的な議論はしないその姿勢に多くの国民が疑問を持ち始めている。

私もその1人。無所属の席から与野党の議論を注視し続けていると,正直これが国権の最高機関での議論か,と首を傾げたくなるときが多々あった。また,議論だけでなく本会議中のヤジもそう。自民党からの夫婦別姓を巡るヤジが注目を浴びた。そのヤジもはしたなかったが,野党席からよく聞かれる「エーッ」の合唱には,ここは小学校か?と言いたくなるときもある。

 

ある知人が,安倍総理が桜を見る会に関してボロを小出しにしているのはわざとやっているのではないか,と言っていた。野党が喜んで追及するのを国民がまたかと冷ややかな眼でみて,やっぱり野党には政権を任せられないな,と感じさせるための策略ではないのか,との意見だ。

アイロニカルではあるが,案外真実をついているのかもしれない。モリカケを通して安倍首相がコツを掴んだ感さえある。

 

そこで思い起こしたのがプロレス。何かの記事でパフォーマンス優先の国会の有り様をプロレスに例えていたが,まさにその通り。野党の有力政治家が,新聞に〇×のような書き込みをして貼り出して批判を浴びたが,これなどまさに場外乱闘の様相を呈している。

かくいう私もその昔は猪木信者。ストロングプロレスは真剣勝負と信じて疑わなかったが,総合格闘技の試合をみて,真剣勝負はこんなに地味で,技やパンチも容易には入らないものだということを知りまさに目から鱗が落ちた。それでも技量の差は如実に出るもので,その真剣勝負の迫力に魅せられて,プロレスはほとんど見なくなった。

 

そろそろ政治も,観客受けするプロレスのような派手な応酬から,地味ながら大切な議論を積み重ねる総合格闘技のような議論や提案の場に変えていかないか?少し立てば,観客=国民もその真剣な議論に魅せられ,投票率は上がるだろうし,パフォーマンスだけの政党や議員は自ずと少数派に転じていくだろう。