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変異株は日本にとって脅威か?

ダラダラと続けられた緊急事態宣言がようやく終わりを迎える。

「このままでは2月末に東京の感染者は1日3500人」といつものように煽った専門家がおられたが、いつのものようにその予言は実現しなかった。

しかし、相変わらずこのネタが終わって欲しくないマスコミは「リバウンドの兆し」とか「変異株は感染率と死亡率が上がる」など、恐怖を煽るニュースをマメに探して繰り返している。

たしかに、イギリスでは1月初旬のピーク時に一日当たり陽性者が6万人、死者が1800人を超えた時もあった(ただし、そこから急激に減少)。フランスでは11月初旬の一日8万8790人!という驚くべきピークを乗り越えて減少していたのが、12月初旬から少しずつの増加がもう4ヶ月も続いていて、今は一日3万人を超えるレベルにまでなってきている。

日本にも問題の英国型を始めとする各種変異株が入って来ているのは証明されており、神戸などでは既に55%が変異株だが(朝日)、あまり影響は感じられない。2月中旬以降、新規陽性者は1000人前後。致死率も上がっていない(以下の致死率のうち、50代以下のグラフは横軸の単位が最高10%、60代以上は100%と異なるので注意。50代以下はほとんど亡くなることのない感染症なのだ。)

 

 

 

理由は依然として証明されていないが、日本と欧米では全く別の疾患といっていい新型コロナウイルス感染症。

欧米で変異株が脅威とされていることから、日本でも脅威となるかのような報道がなされているが、そもそもそれまでの株も欧米では脅威だったが、日本は全くといっていいほど様相が異なっていて、感染者数も死者数も人口当たりで比較して1/5〜1/10程度。

もういい加減、欧米の報道や対策に惑わされるのは止めて、日本の現状を見つめたらどうだろうか?