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変異→致死率1/3 これが20年6月~21年6月の真実

英国株騒ぎがようやく収まってきたかと思いきや、今度は「デルタ株(旧名称インド株)」騒ぎ。

 

前から言ってるがRNAウイルスである新型コロナウイルスは、四六時中変化する。

武漢も「S型」「K型」「G型」があったし、その後も昨年イタリアで医療崩壊騒ぎとなった「欧米型」となり、さらに「東京・埼玉型」などもあり、「ブラジル型」「南ア型」もあった。

 

その経過を無視して大騒ぎしたり、警戒することはすべてムダ。

目に見えて致死率でも上がれば別だが、どうか。

下図は厚労省が週に一回発表している年代別致死率(コロナに罹患した人が死亡する率)を3ヶ月ごとで拾ってグラフにしたもの。

結局、致死率は昨年6月の5.4%から現在は1.5%に大幅に低下している。若い世代(マスコミは40代50代を若い年代と言っている)の致死率が上昇したという事実もなく、40代50代も実際は4分の1に低下している。

ちなみに東京都では既にデルタ株の割合が3割を超えているが(東京都福祉保険局)、重症者は減り続けているので(東京都モニタリング)、デルタ株とて例外ではないだろう。

 

変異株への怖れを理由に、オリンピックを中止せよ、との声が根強く、また、新規陽性者数は少なくなっているのに緊急事態宣言を継続する理由としても挙げられている。

しかし、少なくとも日本においては、ウイルス変異で致死率が上がっている事実はなく、しかも去年に比べれば3分の1に低下している。そのことは明確にしておくべきだろう。