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国民は生かさず殺さず

 今朝のニュースで仏大統領選挙の結果に不満を持つ若者達が警官隊と激しく衝突する様子が流れた。それを見てはたと気づいた。

今の安倍内閣の政策は徳川家康の「百姓は生かさず殺さず」を受け継いでいるのだと。フランスの若者のエネルギーが日本の若者に失われて久しいが,フランス人の原動力は25歳以下で23%に達する高失業率。一方,日本の若者は人口減に支えられた異常な低失業率下,24歳以下の失業率は全年齢よりは多いもののそれでも4%。働く場所には困らない。その上で,生きていくのがやっとの低賃金と過重労働に晒されれば,抵抗する気もおきず,ただ日々を過ごしていく,管理しやすい若者層の出来上がりだ。安倍内閣が何故日本の最大問題である人口減少に対しわからなかったが,今日わかった。これを放置した方が,為政者にとって管理しやすい国民ができあがるのだ。国民の管理策は今も昔も変わらない。「百姓は生かさず殺さず」で抵抗するエネルギーを国民から奪っているのだ。

「国民サイド」に立つ我々はこれに立ち向かっていく。教育無償化・育児支援を中心とする人口減少対策,若者を中心とした貧困や低所得対策としての最低賃金大幅アップ,残業制限などにより,生きていく幸福が実感できる社会を目指していく。

http://www.afpbb.com/articles/-/3126169