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レジュームチェンジをもたらす野党を。国民が待ち望んでいるのはそこである。

時事通信社の世論調査によれば、自民党の支持率は27.7%に上る一方、野党は立憲民主党でも3.3%、国民民主党は0.6%と惨憺たる状況。この政党支持率の結果はきちんと受け止める必要がある。

最近の安易な電話調査の問題点は確かにあるが、バイアスのかかっていない、政治関係の付き合いではない弁護士仲間や事務員さんなどに聞いてみるとだいたいこの世論調査の感じである。

どの業種でもそうだが、責任を持って事業体を率いて行くには、綺麗事だけではなく泥を被る覚悟が必要。そして、そこから生まれる独自の考え方というか信念があって初めて道が拓けてくる。

国であってもこのことは同じ。全ての主体にとって上手くいく政策などあるはずもない。今の野党に根本的に欠けているのはそういったある意味ドライな視点だ。耳においしい減税策やカッコいい批判を、キリッとした態度で言ってみせたところで、あらゆる方面で行き詰まりが生じているこの日本の現状を、切り抜けて行けるという国民の信頼感には繋がらないことがなぜわからないのだろうか?

各野党も維新の党が関西であれだけ評価を受けている現実を直視すべきなのだ。今の政治状況を変えて行きたければ、政党、特に野党こそアップグレードすべきだ。ドングリの背比べや、党利党略、ポピュリズムなど眼中にない、真っ直ぐに日本の未来を見つめた堂々たる政治勢力が今こそ必要な時だ。

それにふさわしい実績や経験、優れた能力のある議員の方々が確かにおられる。数合わせではない信念からの力が立ち上がることを、心から願う。レジュームチェンジをもたらせる野党を。今までの常識に縛られない政治勢力こそ、国民が待ち望んでいるものだろう。