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「10代女性死亡」厚労省の大誤報

本日、10代女性が新型コロナウイルスで死亡した、との一報がNHKや時事通信などで駆け巡った(現在は削除済み)。

この話、あまりに唐突なのですぐに厚労省に「コロナ関連死」か否か問い合わせ、返答待ちだった。重症例すらほとんどみられない日本の10代以下で、なぜ「死亡」と即座に疑問に思ったのと同時に、それが事実なら対策も色々と考え直さなければならないからだ。

ところが、今になって、これほど重要なことが「集計ミス」と一斉に報じられている。

厚労省のHPの極めてわかりにくいところにおいてある資料を確認したら10代はゼロになっていた(「国内の発生状況など」の頁の下の方の「参考資料」の「国内の患者発生に関する参考資料」の4つ目の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」をクリックすると出てくる。ちなみにわかりにくいながらも年代別死亡者数データが公表されるようになったのは、11月18日の私の厚労委員会での質問以降(「ワクチン接種前に知るべき厚労省が隠していたデータ」)。

これほどの大誤報、大誤発表がなぜ生じたのか?

結局魂が入っていないからそうなるのだ。

私がすぐに問い合わせたように、厚労省もすぐに自治体に確認するという気持ちさえあれば絶対にこんなことは起きなかったはず。100万人に4人しかいない重症者で医療崩壊騒ぎが収まらないのも、発生にばらつきがある新型コロナウィルス感染症患者の管理を自治体任せにし、全国的な入院患者調整を放置してきたから。そして病院勤務医・看護師の不足についても無策のまま。

今日までの厚労委員会での田村厚労大臣の答弁を聞いていても「なんとかしよう」という気持ちが全然感じられなかった。誠に失礼ながら言葉でごまかしているだけだ。

厚労省が、そして田村厚労大臣が気持ちを込めなければ、この新型コロナウイルス騒動は収まらないばかりか、小休止の後にやがて起こるであろう第4波ではさらに拡大する一方だろう。