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正常化の道を歩み始めた日本

菅新総理が就任後、次々と政策が動き始めた。

桜を見る会などの目立つところから、注意しないとわからないところまで。

 

新型コロナ対策についても幾つかの変化が見られる。

指定感染症としての取り扱いを1・2類準拠から5類相当への見直しが進められているのは前政権からの継承だが、大事なところ。

そして本日、海外からの入国を来月から一部解禁するというの報道もなされた(朝日)。

これは地味に見えるがとても大きなニュース。

日本は、この新型コロナウイルス・パンデミックにおいて、ほとんどが軽症者で死者が少なくハイリスク者が一部に限定されているという世界的にみても恵まれたせっかくの状況にあるにもかかわらず、経済的にはそれをスウェーデンのように生かしきれていない。

同調圧力やら慎重な国民性など理由はいくつかあるのだろうが、無意味な自粛や制限を続ける必要もないし、その余裕もない。世界第2位の経済大国であった日本が衰退しつつあることは誰の目にも明らかなのだから、機会があれば再起を図るべきは当然。

その第一歩が、他国に先駆けた生活や経済の正常化。

イギリスなどが後戻りしようとしていたり、アメリカが国土の広さや州の独立性が災いしていつまでも収束しないという世界情勢の中、日本は現在の状況を生かして確かな歩みを先んじて始めるべきだ。

 

それ以外にも、マスクの取り扱いが変化しているという指摘をSNSで拝見した。

厚労省のHPが、「風邪症状のある方」が外出される場合にはマスク、というような推奨になったとのこと(厚労省HP)。

特に症状のない方についても「常時マスク」というのが今の風潮だが、感染拡大防止という観点からは、念のため密な場所ではマスクを、というのは一定の意味があると思うが、開けた屋外でまで常時マスク着用はナンセンス。これも正常化への一歩だろう。

 

初めての事態に100点満点の対応はあり得ないが、政権が的確に状況を把握して前に進んでおられることを高く評価したい。

なんでも反対野党の国会での主張通りなら今頃無闇にPCR検査が拡大されて見かけ上の感染者が溢れてマスコミやそれに扇動された市民の不安は収まらず、東京や沖縄に不要な緊急事態宣言が発令され、経済への深刻な影響がより増していただろう。

こんな時には、やはり党利党略を離れたエビデンスに基づく政策実行が必要だ。

今後も、是々非々の観点から政権と向き合って行きたい。